英語会議のトレーニング法|フレーズを覚える前に、自分の会議を練習する

ビジネス英語

決まり文句は、いくつも覚えている。

なのに、いざ会議になると出てこない。
知っているはずの表現が、その場では1つも浮かばない。

覚えたフレーズが出てこないのは、覚え方が間違っているからではありません。フレーズ集を眺める練習と、自分の会議で使う練習は、まったく別のトレーニングだからです。

フレーズを覚えても、その場で出ない理由

フレーズ集の例文は、誰の会議にも当てはまるように作られています。だからこそ、自分の会議の具体的な内容とは結びついていません。

会議で言葉が出てこないのは、フレーズを知らないからではなく、「自分が今日、何を言う予定か」を英語にする準備をしていないからです。汎用フレーズを増やす前に、自分の会議に絞った練習が要ります。

会議前にやること|自分の発言を先に英語にしておく

次の会議で自分が話す内容を、日本語で3つ書き出してください。進捗の報告、懸念点、提案。どんな会議でも、話すことは事前にある程度決まっています。

書き出したら、その場で英語にして声に出してみます。うまく言えない部分が、今日のトレーニング対象です。本番前に一度英語にしておくだけで、当日に組み立てる負荷が減ります。

英文にする速度そのものを上げたい場合は、瞬間英作文の効果的なやり方|会話で出てこない人がやっている3つの間違いが使えます。

会議中|言えなかった場所を1つ覚えておく

準備していても、会議中に言えない場面は残ります。そのときにやることは1つだけです。言えなかった内容を、頭の中でメモしておいてください。

その場で完璧に言おうとする必要はありません。会議を止めてまで表現を探すより、伝わる範囲の言葉で続け、あとで直すほうが会議自体は円滑に進みます。

会議後|言えなかった場所を、言える形にする

会議が終わったら、覚えておいた「言えなかった場所」を英語にし直します。ここが、汎用フレーズ集より効くトレーニングです。

自分が実際に詰まった場面から作った表現は、次に同じ場面が来たときに出てきます。汎用のフレーズより忘れにくいのは、自分の会議の記憶と結びついているからです。このズレに気づいて直す作業そのものが、次に出せる表現を増やします。この仕組みは英語スピーキングが上達しない本当の原因。「Noticing Gap」で知性を英語に変える3ステップで扱っています。

会議は繰り返す。同じ表現が何度も使える

多くの会議は、進捗報告・課題共有・次のアクション確認という同じ型で繰り返されます。1回作った表現は、次の会議でもそのまま使えることがほとんどです。

毎回ゼロから準備するのではなく、一度直した表現を溜めていくと、準備にかかる時間そのものが減っていきます。

役割に応じたフレーズは、あとから足す

自分の発言の練習ができたら、次は場面別の型を足します。進行役を任されたときの言い方は英語会議の進行フレーズ|司会が回ってきた人のための、始め方から締め方までに、発言せず相槌ばかりになってしまう場合は英語会議で相槌ばかりになってしまう人のための4つの戦略にまとめてあります。

次にやること

今日やることは1つです。次の会議で話す予定の内容を1つ選び、英語にして声に出してみてください。

つまずいた場所が、今日のトレーニング対象です。

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