昇進の要件に、TOEICのスコアが入っていた。
コーチングは調べたが、数十万円する。
そこまでは出せない。
アプリで何とかならないか。
アプリで済ませられないかと考える人は、少なくないはずです。
その候補として、スタディサプリENGLISHのTOEIC® L&R TEST対策コースがよく挙がります。月額3,000円台で、TOEIC20回分相当の演習が入っています。
先に結論を書きます。演習量と価格のバランスは良く、TOEIC対策の教材としては強い部類です。ただし、いま申し込めるのはアプリだけのプランで、やり方を自分で持ち込める人に向いています。
いま申し込めるのは、アプリだけのプラン
このコースには長く2つのプランがありました。アプリだけの「ベーシックプラン」と、専属コーチがつく「パーソナルコーチプラン」です。
2026年8月29日 時点で、公式サイトにパーソナルコーチプランの案内はありません。かつて置かれていた専用ページも、いまは表示されなくなっています。
このプランの料金を目にすることがあっても、いまは申し込めません。
つまり現在このコースで買えるのは、アプリだけです。人が伴走する仕組みは含まれません。そこが必要なら、別のサービスを見ることになります。選択肢は英語コーチング比較|第二言語習得の観点で選ぶ5社に並べました。
料金【2026年8月29日 時点】
ベーシックプランの料金です。すべて税込。入会金その他の追加費用はかかりません。
| 支払い方 | 月あたり | 一括払い総額 |
| 月額 | 3,278円 | — |
| 6ヶ月パック | 3,058円 | 18,348円 |
| 12ヶ月パック | 2,728円 | 32,736円 |
初回は7日間の無料体験があります。初回申し込みのときだけ適用され、申込日を1日目として日数を数えます。
注意点が2つあります。公式サイトによれば、この金額はスタディサプリENGLISHのWebページから申し込んだ場合のものです。App StoreやGoogle Play経由だと金額が変わります。
もうひとつ。利用を始めたあとで、コース・支払い方法・パックの変更はできません。変えたい場合は自動更新を止めて、契約期間が終わってから申し込み直すことになります。
12ヶ月パックは「月2,728円」ではありません
12ヶ月パックは、月あたりの単価がいちばん低くなります。
ただし32,736円を一括で払います。3ヶ月で飽きても、残りが戻ってくる仕組みではありません。
TOEIC対策は目標スコアに届いた時点で終わる学習です。12ヶ月続ける前提が立つかどうかを、先に考えておくと安心です。迷うなら、まず月額か6ヶ月から入るほうが損をしません。
何が入っているのか
公式サイトによれば、主な中身は次のとおりです。
- TOEIC® L&R TEST 20回分相当の演習問題。PART1〜7に対応。
- 関正生講師による約580本の講義動画。
- ディクテーションとシャドーイングのトレーニング機能。
- レベル別の単語クイズ(1,500語)。
- 1回5分から進められる設計。
演習量は十分です。20回分の問題を繰り返せる教材が月3,000円台というのは、書籍を買い足すより安く済みます。
評判|アプリストアの評価と、公式が出している事例
2026年8月29日 時点で、App Store の評価は★4.6(2.1万件)です。学習アプリとしては高いほうで、件数も十分に集まっています。
良い評価で触れられていること
- ディクテーションとシャドーイングが手軽に回せる、という声が見られます
- 音声認識で自分の発音のずれが確認できる点を評価する声もあります
- 画面が分かりやすく、続けやすいという評価が多いようです
気になる評価で触れられていること
- 動画の読み込みに時間がかかる、という指摘があります
- オフラインで使える範囲が限られる、という声も見られます
どちらも学習の中身ではなく、通信環境まわりへの指摘に寄っています。教材そのものへの不満が上位に来ていないのは、演習量に対して価格が見合っていることの裏返しだと考えられます。
公式のスコア事例は、成功例だけが並んでいる
公式サイトには、385→775点(1年5ヶ月)、515→695点(8ヶ月)、705→935点(5ヶ月)といった事例が掲載されています。
数字自体は公式が出しているものですが、載るのは伸びた人の事例です。平均がこう動くという意味ではありません。期間を見ると、どれも半年から1年以上かかっています。短期で大きく動く前提では読まないほうが安全です。
ディクテーションとシャドーイングは、やり方を知っていて初めて効く
この2つが機能として入っているのは大きい部分です。ただし機能があることと、効果が出ることは別です。
ディクテーションは「聞こえた英語を打ち込む」だけの作業ではありません。書けなかった箇所を音源や文字と照合し、音・意味・つづりのどこを確かめたいかを見ます。手順はディクテーションの書き取り・照合5ステップにまとめました。
シャドーイングも同じです。音を真似るだけで終わると、伸びは止まります。シャドーイングのやり方完全ガイドの5ステップを持ち込んでから使ってください。
アプリが用意しているのは場所であって、やり方ではありません。ここを埋められる人には、費用対効果がかなり高い教材になります。
向いている人
- TOEICのスコアという明確な目標がある人。教材が完全にそこへ振られています。
- 通勤時間などのスキマで進めたい人。1回5分から区切れます。
- 演習量を安く確保したい人。20回分相当を繰り返せます。
- ディクテーションとシャドーイングの正しいやり方を、すでに知っている人。
他の試験と迷っている場合は、英語検定の徹底ガイドで、どの試験がどの目的に向くかを整理しています。
向いていない人
→ コーチがつくプランは新規受付を終了しています
・話す力を伸ばしたい人
→ TOEIC L&Rはリスニングとリーディングの試験です。教材もそこに振られています
・一人だと続かない自覚がある人
→ アプリは場所を用意するだけです。続ける仕組みは自分で作ることになります
・12ヶ月続ける前提が立たない人
→ 一括払いは戻りません。月額か6ヶ月から始めるのが無難です
まとめ|演習量で選ぶなら、価格に対して強い
スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースは、演習量と価格のバランスが良い教材です。月3,000円台で20回分相当の問題を繰り返せて、講義動画も付きます。
一方で、コーチがつくプランは新規の受付が終わりました。いま買えるのはアプリだけです。やり方を自分で持ち込める人には強く、そこを外注したい人には足りません。
7日間の無料体験があるので、続けられる形かどうかは実際に触って確かめるのが早いはずです。
スタディサプリENGLISH(TOEIC®対策コース)公式サイト![]()
なお料金やコース内容は変更されることがあります。この記事の情報は2026年8月29日 時点のものです。
