「お疲れ様です」は英語で何と言う?ビジネスで使える便利な英会話フレーズ

ビジネス英語

「お疲れ様です」で始まる文面を、英語に訳そうとして手が止まる。

辞書を引いても、対応する一語は出てこない。

対応する一言が見つからず、そのまま流してしまった人は多いはずです。

対応する英語が見つからないのは、語彙が足りないからではありません。「お疲れ様です」が、ひとつの意味ではなく、場面ごとの挨拶をまとめて引き受けている言葉だからです。場面を分ければ、当てる英語は決まります。

挨拶の「お疲れさま」

オフィスの廊下ですれ違うたびに言う「お疲れ様です」は、日本語の中では挨拶そのものです。英語にするなら、単純にそのまま挨拶をすれば足ります。

Hi! 「こんにちは」「どうも」

同僚や目上の人に使っても大丈夫です。Hi, Mr. Brown. のように名前を添えると、より親しみが出ます。

何度もすれ違うたびに Hi と言うのが煩わしければ、目を合わせて笑うだけでも十分です。日本語でいう「通りすがりの会釈」に近い感覚です。

Hi, how are you?「こんにちは、お元気ですか?」

朝一番や久しぶりに会ったときは、how are you? を添えるとフレンドリーです。ややフォーマルな響きもあるので、上司や目上の人にも使えます。

Hey, how’s it going?「おー、元気してる?」「調子どう?」

これは目上の人には使えません。仲のいい同僚や後輩を気遣うときの表現です。

より具体的なシチュエーション例

トイレ休憩やコピー機の前ですれ違ったときは、状況に応じた一言があると自然です。

  • Busy day? 「忙しい?」
  • Coffee break? 「コーヒー休憩?」
  • Long day?(夕方や定時後に残っている場合)「忙しい?」

社内メール文頭の「お疲れ様です。」は英語で?

日本の社内メールは「お疲れ様です。」から書き始めることが多いですが、英語の社内メールは前置きを書かず、すぐ用件から始まることが多いです。Hi すらも書かずに本題に入っても大丈夫です。

以前働いていた外資系の会社では、要件だけを伝えたいときに、件名へ要件を短くまとめ、本文を空白のまま送るのが定着していました。

件名:Urgent [CB by 5pm] Mr. Yoshida, ABC Company 03-1234-5678 RE: ABC Project
(件名:5時までにご連絡お願いします。ABCカンパニー吉田様 03-1234-5678 ABCプロジェクトについて)

  • Urgent=急ぎ、緊急(強い言葉なので、本当に緊急のときだけ使います)
  • CB=Call back 折り返しの電話連絡
  • RE=Regarding ~について

慣習は会社によって差があるので、周囲のやり方に合わせるのが確実です。

感謝を表す「お疲れさま」

プロジェクトが無事に終わったときや、会議・打ち合わせの終了時に言う「お疲れさまでした。」は、感謝の気持ちを込めた「お疲れさま」です。英語では、感謝をそのまま言葉にします。

自分(上司・主催)から部下・参加者に向けて言う「お疲れさま」

Thank you for joining us.「参加してくれてありがとうございます。」
Thank you so much for coming.「お越しいただきありがとうございます。」
Thank you for your time.「お時間いただきありがとうございます。」
Thank you for all of your great ideas.「たくさんの素晴らしい意見をいただきありがとうございます。」
Thank you for your hard work.「一生懸命働いてくれてありがとう。」
It was great having you on the team.「あなたがチームにいてくれて良かった。(一緒に働けて良かった。)」

自分(部下・参加者)から上司・主催者に向けて言う「お疲れさま」

Thank you for having me on this project.「このプロジェクトに参加させてくれてありがとうございます。」
It was great working on this team.「このチームで働けて良かったです。」

会議やワークショップの終わりに退室するときは、シンプルに Thank you. と伝えるだけでも十分です。

褒めるときの「お疲れさま」

プレゼンを終えた部下や同僚にかける「お疲れさま。」は、出来映えを褒めるニュアンスを含んだ「お疲れさま」です。英語では、シンプルに相手の仕事を褒めます。

Nice (Great, Excellent) job on the presentation.「プレゼンテーションとても良かったよ。」
Nice work!「良かったよ!」
I was very impressed by your proposal.「君の企画書には感心したよ。」

Good job! は日本でもなじみ深い表現ですが、親が子どもを褒めるときや、教師が生徒を褒めるときのように、「言い手にできることを相手ができたとき」に使う表現です。部下への言葉としてはカジュアルすぎるので、仕事の場面では Great job! や Nice work! のほうが自然です。

新人にExcelの使い方を教えて、できなかったことができるようになった場面でなら、Good job. と伝えても問題ありません。

同情するときの「お疲れさま」

大きなプロジェクトを終えたときや、難しい相手とのトラブルを解決したあとにかける「お疲れさま」は、大変だったねという同情のニュアンスを含んだお疲れさまです。英語では、相手の苦労や成し遂げたことに共感する気持ちをそのまま伝えます。

You must be exhausted. Great job.「疲れたでしょう。すごく良かったよ。」
This must have been a lot of work. It looks great.「大変だったでしょう。素晴らしい出来だね。」

過程をねぎらうだけでなく、結果を褒める一言を添えると、より気持ちが伝わります。

まとめ

ビジネスの場面に限らず、「お疲れさま」は仕事から帰ってきた家族や、子育てを頑張る友人にもかける言葉です。英語に一語一訳の置き換えはありませんが、込めたい気持ちを直接言葉にすれば伝わります。英語力というより、自分の気持ちを言葉にする練習に近い作業です。

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