英語の資格・試験は「測って次を決める」ために使う|スコアの読み方と選び方

資格・試験

試験は、目的ではありません。語彙・文法・リスニングを客観的に測り、次に何をやるかを決めるための道具です。

TOEICのスコアが返ってくる。
去年より上がっている。
けれど、会議で話せるようになった実感はない。
「この点数に、意味はあるんだろうか」

そう思ったことはありませんか?

スコアが無意味なわけではありません。測っている範囲を知らないまま、実力そのものだと扱っているだけです。

試験とは何か

試験とは、英語力の一部を数値にしたものです。全体ではなく、その試験が測ると決めた範囲だけを映します。

たとえばTOEIC Listening & Reading は、聞く力と読む力しか測っていません。話す力と書く力は1点も入っていません。

だからスコアが上がっても会話が変わらないことは、普通に起こります。測っている範囲が違うためです。

試験は3つの方向とつながる

一覧で示します。

つながる先 どうつながるか 切れているときのサイン
語彙・文法 覚えた語と文法の量を、そのまま映す 点が伸び悩む。土台の量が止まっている
リスニング 音の処理速度を、そのまま映す リスニングのセクションだけが低い
学習計画 技能の凸凹が見え、次にやることが1つに決まる 合計点しか見ておらず、次が決まらない

① 語彙・文法とつながる|土台の量を映す

試験のスコアは、覚えた語と文法の量をよく反映します。ここが増えると、たいてい点も上がります。

逆に言えば、点が伸び悩むときは土台の量が止まっているサインです。

② リスニングとつながる|処理速度を映す

リスニングのセクションは、音の処理速度をそのまま映します。速度が上がると、点は素直に動きます。

書き取れなかった箇所はディクテーションのやり方|書き取り・答え合わせから次の練習へ進む5ステップの手順で、音源や文字と照合して確かめてみてください。

③ 学習計画とつながる|次を決める材料になる

試験の価値は、スコアそのものより「技能の凸凹が見えること」にあります。

聞く力だけが低い、読む力だけが高い。こうした偏りは自己判断では見えません。見えれば、次にやることが1つに決まります。

行動から段階を決める方法は英語レベルの簡易診断|テストを受けずに、いまの段階を決めるにあります。スコアと併せて使うと精度が上がります。

読む順番

  1. 英語レベルの簡易診断|まず行動から現在地を決める。試験はそのあとで構わない。
  2. 無料でできる英語テスト!おすすめのレベルチェックアプリ・ウェブサイトを徹底解説!|無料で技能別に測る。13種を目的別に整理してある。
  3. CEFR・TOEIC・英検の換算表|同じ「B2」でも中身が違う理由|スコアをレベルに読み替える。公式資料の数値のみ。
  4. 英語検定の徹底ガイド!ビジネスパーソンや学生におすすめの試験を紹介します!|受ける試験そのものを選び直す。

1を飛ばして2から始めると、数字だけ見て落ち込む形になりがちです。

よくある質問

どの試験を受ければいいですか

目的によって使い分けましょう。社内要件があるならその試験、4技能を測りたいなら英検やそれに準じるもの、短時間で現在地を知りたいならCASECのような判定テストです。

スコアが上がれば話せるようになりますか

必ずしも直結はしません。TOEIC L&R は話す力を測っていないためです。

点を上げる練習と、話せるようになる練習は別に用意しましょう。スコアとレベルのずれはCEFR・TOEIC・英検の換算表|同じ「B2」でも中身が違う理由で扱っています。

試験対策はいつ始めますか

土台が入ってからのほうが効率が上がります。対策から始めると、解き方だけが身について応用が効かなくなってしまいます。

次にやること

今日やることは1つです。いま持っているスコアを、技能別に分けて見てください。

合計ではなく、低いほうの技能が、実務で扱われるあなたの水準です。そこを次の3か月の対象にします。

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