英語的思考での話し方とは?日本語的思考との違いを知ることで伝わる英語が話せるようになる

英語学習ロードマップ

会議で発言しようとして、言葉が止まる。

言いたいことは頭にある。
なのに英語にした途端、途中で失速する。
伝わったのかどうかも分からないまま、話題が次へ進んでいく。

心当たりはありませんか?

足りないのは、話した量ではありません。話すときの「順番」です。

オンライン英会話で場数を踏めば、慣れは進みます。ただ、慣れただけでは「うまく言えない」から抜け出せません。英語には英語の組み立て方があり、そこを外したまま量をこなしても、同じ場所で止まり続けます。

この記事では、日本語的思考と英語的思考の違いを示したうえで、話すときに何を先に決めるべきかを解説します。

英語的思考での話すことのメリット

英語的思考で話すことには、以下のようなメリットがあります。

  1. 相手に効果的に伝えることができる

英語的思考で話すことにより、相手に効果的に意見や情報を伝えることができます。英語では、シンプルで直接的な表現が好まれるため、複雑な表現や冗長な表現を避けることで、より明確に伝えることができます。

  1. コミュニケーションが円滑になる

英語的思考で話すことで、相手とのコミュニケーションが円滑になります。英語圏の文化やコミュニケーションスタイルを理解することで、相手の立場や気持ちを考慮した話し方ができ、相手との信頼関係を築くことができます。

  1. 論理的思考力が向上する

英語的思考で話すことは、論理的思考力を養うことにつながります。英語では、直接的な表現や論理的な展開が求められるため、自分の考えを整理し、的確に伝えることが必要です。このような訓練を繰り返すことで、論理的思考力が向上します。

  1. 国際的なビジネスで活躍できる

英語は、国際的なビジネスの共通言語として広く使用されています。英語的思考で話すことにより、海外のビジネスパートナーと円滑にコミュニケーションを取ることができ、国際的なビジネスで活躍することができます。

 

英語的思考での話し方とは

英語的思考での話し方は、日本語的思考での話し方とは異なる点がいくつかあります。以下に具体的な点をいくつか挙げて説明します。

論理的思考

英語的思考では、論理的思考が重要視されます。英語では、主張や意見を述べる際に、それを支える論拠や根拠が必要とされます。また、論理的に整理された話し方が求められるため、主張や意見が一貫性を持ち、論理的な展開をすることが大切です。

例文:I understand your point of view, but have you considered the long-term consequences of your decision?

 

直接的な表現

英語的思考では、直接的な表現がよく使われます。英語では、冗長な表現や間接的な表現が好まれません。そのため、日本語的思考でのような言い回しや表現が英語では避けられることがあります。簡潔かつ明瞭な表現を心がけましょう。

例文:I need you to finish the report by Friday. Can you do that?

 

動詞を中心とした表現

英語的思考では、動詞を中心とした表現が用いられます。英語では、主語や目的語をはっきりと述べ、それらを動詞でつなげることが多いです。そのため、動詞の活用形や時制についての理解が必要とされます。

例文:We need to analyze the data before we make a decision.

 

具体的な例を挙げること

英語的思考では、具体的な例を挙げることがよく求められます。英語では、主張や意見を述べる際に、それを支える具体的な例を挙げることが一般的です。また、例を通して理解を深めることができるため、具体的な例を多用することが推奨されます。

例文:For example, we can reduce costs by implementing a new recycling program.

 

文化的背景に基づく表現

英語的思考では、文化的背景に基づく表現が用いられることがあります。英語は、様々な国や地域で話されており、そのため文化的な背景によって表現や語彙が異なることがあります。そのため、英語を使う際には、文化的な背景に注意を払い、相手はこちらの文化を知らない前提で適切な表現や語彙を用いることが必要となります。

例文:In Japan, it is common to take off your shoes before entering someone’s house.

 

質問形式での話し方

英語的思考では、質問形式での話し方が一般的です。英語では、質問を投げかけることで相手とのコミュニケーションを深めることができます。また、相手に対して自分自身の考えや意見を尋ねることで、対話を促進することができます。

例文:What do you think about the new project proposal? Do you have any suggestions?

 

スピーチやプレゼンテーションにおけるストーリーテリング

英語的思考では、スピーチやプレゼンテーションにおいてストーリーテリングが重要視されます。英語では、物語を通じて理解を深めることができるため、自分自身や自分の商品やサービスなどを物語を通して紹介することが一般的です。

例文:Let me tell you a story about how our company helped a small business owner increase their revenue by 50%.

 

日本語の順番と、英語の順番はどこが違うのか

ここまでの特徴は、突きつめると1つのことに行き着きます。話す順番です。

日本語は、背景から入って結論が最後に来ます。英語は、結論が先で理由が後です。

たとえば、納期が間に合わないことを伝える場面を考えます。

日本語の順番のまま英語にすると、こうなります。

“Last week we had a meeting, and then I checked with the team, and there were some issues, so… maybe the deadline is difficult.”

英語の順番なら、こうです。

“We can’t meet the deadline. There are two reasons.”

聞き手は、最初の1文で「何の話か」を決めます。結論が最後に来ると、それまでの説明を仮置きしたまま聞くことになります。日本語なら成立しますが、英語では負担が大きくなります。

同じ内容でも、置く順番で伝わり方が変わります。この違いの背景は日本語と英語の決定的な違い「ハイコンテクスト」vs「ローコンテクスト」で扱っています。

話す前に決める3つ

途中で失速するのは、話しながら順番を考えているからです。先に決めてから口を開くと、止まりにくくなります。

決めるのは3つだけです。

1|結論を1文にする

言いたいことを、1文にします。長くしません。

“We should postpone the launch.” のように、主語と動詞だけの形で構いません。ここが決まっていないと、話し始めてから探すことになります。

2|理由をいくつ言うか決める

理由の数を先に決めて、口に出します。”There are two reasons.” と言ってしまうことです。

数を宣言すると、自分の話す範囲が決まります。聞き手も身構えずに聞けます。宣言した数は守ります。3つ言うと決めて2つしか出てこないと、その場で詰まります。

3|具体例を1つだけ用意する

例は1つで足ります。複数用意すると、選ぶ時間が発生します。

“For example, last month we had the same issue.” のように、実際にあったことを1つ添えます。抽象的な説明より、聞き手が状況を想像できます。

途中で詰まったときの立て直し方

準備しても、詰まる場面は残ります。そのときの手は3つです。

  • 文を短く切る|and でつながず、ピリオドで止めます。1文が長くなるほど、文法の崩れは増えます。
  • 動詞を先に決める|日本語は動詞が最後に来るため、動詞を決めずに話し始めがちです。英語は主語の直後に動詞が要ります。
  • 言い直しの一言を持っておく|”Let me rephrase that.” と言えば、最初から組み立て直せます。黙って止まるより短く済みます。

詰まること自体は問題ではありません。止まったまま何も言えない時間が、伝わらなさを作ります。

まとめ

以上が、英語的思考での話し方のポイントです。英語を使う際には、これらのポイントに留意しながら話を進めることが大切です。

自分自身の文化的背景や性格なども考慮しながら、自然な表現で話せるようになりたいですね。

徐々に習慣化することで、自然な英語的思考での話し方を身につけることができます。オンライン英会話などで英会話をするときは、ただ話すだけでなく、英語的思考を意識しながら話す練習をしていきましょう。

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