構成力は、話し方の上手さではありません。
文法で作った文を、要点・順番・接続の3つで組み立て直す力です。
1文ずつは正しく言えているはず。
でも、続けて話すと相手の表情が変わる。
うまく伝わっていないように感じる。
説明のたびに、この空気になる。
これは英語力の問題ではありません。情報の並べ方が決まっていないだけです。
構成力とは何か
構成力とは、複数の文の関係を設計する力です。1文の正しさではなく、文と文のつながりで測ります。
日本語で話すときは無意識にやっています。英語では語彙と文法に意識が取られるため、設計が抜けます。
だから設計は、話す前に済ませておきます。
構成力は3つの方向とつながる
一覧で示します。
| つながる先 | どうつながるか | 切れているときのサイン |
| 文法 | 文を作れることが前提。ここが先 | 1文が組み立てられない |
| スピーキング | 考えながらでは組めない。先に決めておく | 話しながら考えて、どちらも中途半端になる |
| ビジネス英語 | 説明・報告・提案は、すべてこの形 | 「で、結論は?」と聞き返される |
① 文法とつながる|文を作れることが前提
1文が組み立てられない段階では、構成の練習は効きません。まず主語と動詞を置く形に慣れます。
骨組みは英語5文型|ビジネスで使う骨組み。「うーん」を止めて言葉を走らせる完全ガイドにあります。
② スピーキングとつながる|考えながらでは組めない
話しながら構成を考えると、どちらも中途半端になります。
そこで、結論と理由の数だけ先に決めておくと、話している間は言葉づくりに集中できます。
並べ方は英語的思考での話し方とは|結論を先に、理由はあとで決めるで扱っています。
③ ビジネス英語とつながる|説明・報告・提案の型
実務で必要になるのは、まさにこの力です。報告も提案も、要点を先に置いて理由を並べる形になります。
自己紹介のような短い場面でも同じです。型は英語の自己紹介をビジネスの武器にする。社会人のための完全フォーマット5選にまとめてあります。
読む順番
- 英語的思考での話し方とは|結論を先に、理由はあとで決める|結論を先に置く。ここが土台。
- つなぎ言葉を使うだけで英語が伝わりやすくなる【Connectors一覧と例文】|因果・対比・条件の3種類だけ先に用意する。
- 【独学英会話勉強法】1分間スピーチトレーニング|制約のある長さで組む練習をする。
- 英語プレゼンの型|内容ではなく、型を知らないだけで詰まる|持ち時間のある場で、話す順番を先に決める。
- 英語会議の進行フレーズ|司会が回ってきた人のための、始め方から締め方まで|複数人の場で、話の流れを設計する側に回る。
2でつなぎ言葉を増やしすぎないでください。3種類を使い切るほうが先です。
よくある質問
PREP法のようなフレームは使えますか
使えます。結論・理由・具体例・結論という順番は、英語の説明とよく合います。
ただし型より先に、結論の1文を決められるかどうかで差がつきます。
構成力は、日本語でも同じものですか
考え方は同じですが、順番が違います。日本語は背景から入っても成立しますが、英語は結論が先です。
日本語で説明が上手い人ほど、その順番のまま英語にして伝わらなくなります。
どのくらいで身につきますか
結論を先に置く癖は数週間です。並べ方が安定するのは1〜2か月。接続は使った回数に比例します。
次にやること
今日やることは1つです。次の説明の前に、結論を1文だけ書き出してください。
そのあとに「理由は2つあります」と続ければ、構成の骨格はできています。
