英語メールで「一つお願いがあります」をどう切り出すか

ビジネス英語

依頼のメールを書こうとして、最初の一文で止まる。

“I have a request.”では、いきなり過ぎる気がする。
かといって、日本語のように前置きを重ねると、何が言いたいのか分かりにくくなる。

「一つお願いがあります」は、英語では依頼の重さと相手との距離で言い分けます。日本語をそのまま1文に置き換えるより、お願いの内容まで続けて書くほうが伝わりやすくなります。

相手にひと手間をお願いするなら、favorを使う

相手の親切として助けてもらいたいときは、次のように切り出せます。

  • “Could I ask you for a favor?”(一つお願いしてもよろしいでしょうか)
  • “I have a favor to ask you.”(一つお願いがあります)

ただし、この一文だけでは何をしてほしいのか分かりません。続けて依頼の内容を書きます。

Could I ask you for a favor? Could you review the attached proposal by Friday?
一つお願いしてもよろしいでしょうか。添付の提案書を金曜日までに確認していただけますか。

仕事上の依頼なら、内容から書き始めてもよい

ファイルの送付や日程変更など、業務上の依頼であれば、favorを置かずに本題へ入れます。

  • “Could you send me the file by Friday?”(金曜までにファイルを送っていただけますか)
  • “Would it be possible to reschedule the meeting?”(会議の日程を変更することは可能でしょうか)
  • “I would appreciate it if you could review the document.”(資料をご確認いただけますと幸いです)

丁寧さは、長い前置きではなく、依頼表現と具体的な内容の組み合わせで作れます。相手にしてほしいことと期限を、1文ずつ置いてみてください。

理由を先に書くなら、1文で本題につなぐ

事情を知らない相手には、依頼の前に理由を置いたほうが分かりやすいこともあります。ただし、前置きが何文も続くと依頼が埋もれます。

The client meeting has been moved up to Friday. Could you send me the latest file by Thursday afternoon?
クライアントとの会議が金曜日に前倒しになりました。最新版のファイルを木曜午後までに送っていただけますか。

依頼を先に置くか、理由を先に置くかに絶対の順番はありません。大切なのは、短い文で本題へつなぎ、相手が「何を・いつまでに」すればよいか分かる形にすることです。

話の要点と理由の並べ方は、英語的思考での話し方とは|結論を先に、理由はあとで決めるでも扱っています。

難しい依頼には、断る余地を添える

急ぎの対応や追加作業を頼むなら、断る余地を一言添える選択肢もあります。

  • “I understand if this isn’t possible.”(難しいようでしたら、その旨教えてください)
  • “Please let me know if this timeline is difficult.”(この日程が難しければお知らせください)

相手が難しいと言いやすい書き方にしておくと、返事を待つだけでなく、期限や方法を調整できます。

次にやること

次に送る依頼メールを1つ選び、「相手にしてほしいこと」と「期限」を先に日本語で書き出してみてください。そのうえで、個人的なお願いならfavor、業務上の依頼ならCould you …?やI would appreciate it if …を選びます。

メール全体の書き出しと締めの型も含めて確認したい場合は、英語メールの書き出しと締め|そのまま使える型と、日本語から訳すと失敗する場所にまとめました。

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